戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)

著者
出版者
中央公論新社
価格
¥987

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(3.0点)

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引用

あらまし
五つの視点
市場の浸透と公共部門の拡大
グローバリゼーションと米国の時代
所得分配の不平等
グローバル・ヴァナンス
市場の「設計」と信頼
不足と過剰の60年
生活と意識
技術力と豊かさ
公共精神の過剰から不足へ
アジアの興隆
人口・エネルギー・技術の変化
人口の増大、高齢化そして少子化
資源と食糧
エネルギーの転換
科学の発展と技術革新
復興と冷戦
新しい秩序の模索
終戦と復興
モルゲンソー・プラン
マーシャル・プランの意味
マーシャル・プランの効果
貿易の枠組みと国際通貨体制
ソ連の農業と科学技術
スプートニク・ショック
通貨改革と「経済の奇跡」
通貨改革
ドイツの分断
マルクの切り上げ
混合経済の成長過程
日米の経済戦争
鉄鋼業の場合
自動車産業をモデルとする労使関係
「デトロイド条約」から「ワシントン・コンセンサス」へ
雇用法とケインズ政策
基軸通貨国の責任
米国のインフレーション
「偉大な社会」
貧困との戦争
ベトナム戦争の経済的帰結
欧州経済の多様性
フランス
イタリア
ヨーロッパ共同市場の形成
スウェーデン
発展と停滞
東アジアのダイナミズム
中国へのソ連型計画手法の導入
大躍進政策
文化大革命と中国経済
東アジアの土地改革
香港とシンガポール
社会主義経済の苦悩
戦後の混乱と共産化
ポーランドとカトリック教会
ハンガリーの改革
チェコスロバキア
ユーゴスラヴィアの独自の道
共通の致命的欠陥
ラテンの中進国
ブラジル
アルゼンチン
メキシコ
脱植民地化(decolonization)とアフリカの離陸
インド・パキスタン
英国とアフリカ
英国の政策
フランス領の場合
転換
石油危機と農業の停滞
基軸通貨国のインフレーション
石油危機
東側経済への影響
生産性の低下とスタグフレーション
食糧問題の顕在化
途上国の農業の停滞
失業を伴う均衡
失業率の上昇
インフレーションとの闘い
ヨーロッパの技術革新力の低下
女性の社会参画
「東アジアの奇跡」
アジアNIEsとASEAN
政府か市場か
NIEsの貿易
ASEANの輸出振興
日本の直接投資
輸出志向工業化
ルーグマンの誤り?
成長と不平等
アジアの社会主義国
ベトナム
北朝鮮
新自由主義と「ワシントン・コンセンサス」
規制緩和
民営化の進展
財政支出削減と税制改革
製造業における米国の地位低下
破綻
国際金融市場での「破裂」
累積債務危機の構図
ラテン4ヵ国
IMFへの批判
アジアの通貨危機
社会主義経済の帰結
ドイツの混乱
移行過程の困難
経済統制とグローバリズム
経済の「ボーダレス化」の進行
ヨーロッパの統合
共通通貨「ユーロ」の導入
憲法のない国家
アジアの地域統合
環境のグローバリズム化
バブルの破裂
むすびにかえて
自由と平等
人的資本の役割
エーストの問題
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第二次大戦後の世界は、かつてない急激な変化を経験した。この六〇年を考える際、民主制と市場経済が重要なキーワードとなることは誰もが認めるところであろう。本書では、「市場化」を軸にこの半世紀を概観する。経済の政治化、グローバリゼーションの進行、所得分配の変容、世界的な統治機構の関与、そして「自由」と「平等」の相剋―市場システムがもたらした歴史的変化の本質とは何かを明らかにする。
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