新・マネー敗戦―ドル暴落後の日本 (文春新書)

著者
出版者
文藝春秋
価格
¥903

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(3.5点)

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引用

第一章 9・11テロ 誰かが知っていた
9・11の夜
有事のドル買いかドル売りか
7月からのドル安
米国金利急低下の中でのドル買い
通貨ユーロの迷走
突然始まったドル安
奇妙なスイスの動き
誰かがテロを知っていた?
第二章 サブプライム グリーンスパンの役割
住宅バブルの始まり
ノンリコース・ローンの存在
住宅価格上昇と貯蓄低下
グリーンスパンは何をしたのか?
証券化のからくり
サブプライム・ローン
ゲームは突然、終わった
FRBは共犯
ディーラーの心理
サブプライムで儲けた人たち
第三章 プラザ合意 借金棒引きのからくり
双子の赤字に苦しむ米国
竹下蔵相のオフレコ発言
プラザ合意からルーブル合意へ
ドル建てこそ力の源泉
日本の外貨の7割は米国債
借金踏み倒し効果
借金踏み倒しのからくり
歴史的な米国の借金棒引き政策の遂行
米国の債券や株に投資していた場合
第四章 ペーパーマネー 貨幣とは何か
米国がマネーサプライの発表をやめた時
綱渡りの資金繰り
ドルばら撒きの数値の隠蔽
M3のデータが示すもの
マネーとは何か
ペーパーマネーの歴史は浅い
ペーパーマネー以前
銀行業と信用の発生
堂島の米取引
通貨発行権の思想
貨幣で崩壊した江戸幕府
第五章 基軸通貨国の戦略 ブレトン・ウッズ体制からニクソン・ショックへ
金本位制の意義
金本位制のもとでの国際経済
永遠の景気拡大を求めて
戦費調達としてのペーパーマネー
悪役となった金本位
ドル基軸体制の確立
世界の工場から消費国へ
ニクソン・ショック
宣戦布告の声明文
金保有ナンバー1の米国
第六章 ペトロドル VS. ペトロユーロ 原油がドルを保証した
ポスト金本位制のドルの守護神
原油価格とドルの価値
ユーロの挑戦
通貨の裏に見える原油覇権争い
イラクのユーロ転換
長期的なドル売り
イラク戦争突入へ
次なる敵はイラン
住宅バブルの崩壊
ドル決済こそ生命線
第七章 ドル帝国への資金還流 グローバル化の罠
金を愛したFRB議長
金融危機と資金供給
日本の118億ドルはどこに
中南米、アジア通貨危機
デリバティブの隆盛
ルービンのBuy Americaキャンペーン
1998年のLTCM危機
資金還流の方法
日本のFXブーム
第八章 ドル暴落後の世界 現物資産本位制復活のシナリ
ドル崩壊=世界の通貨の崩壊
GM破綻が意味するもの
米国の新しい戦略
金本位制後のシナリオ
借金棒引きから新通貨導入
1ドル60円割れへの軌跡
金の行方
オバマの戦争
日本人のスタンス
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金本位制を捨て、ペーパーマネー化することで、米国は未曾有の繁栄を謳歌した。バブルを引き起こしては破裂させ、資金を自国に還流させる仕組みを作り上げたのだ。今、「百年に一度の危機」に際して、彼らはドルを刷りまくり、究極の借金棒引き策に出ようとしている。つねにドルに隷属してきた日本の運命は。
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