「プロ経営者」の条件

著者
出版者
徳間書店
価格
¥1,470
センターピンを見分けるにはどうすればいいのかといえば、ちょっとしたトレーニングで見分けられるようになるのです。その方法はシンプルです。とにかく、いつも当事者意識をもつことです。たとえば自分が食事に行くとき、お客の立場にたってはいけません。「この料理はまずいな、もう来ない」「サービスが悪いな、もう来ない」。客の立場に立てば、これでおしまいです。
そうではなくて、その店の経営者やオーナーの立場に立ってみるのです。
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軽作業を請け負ったり、作業スタッフを現場に動員することは、昔ながらの「手配師」の仕事とあまり変わりはありません。
しかし、コンピュータを使って180万人(2005年6月末現在)をデータベース化し、求人側と求職側をマッチングさせ、さらにモーニングコールが自動的にかかるようにするなど、情報システム技術を駆使すれば、全く違うビジネスになってくるのです。
(略)実はグッドウィルの事業は、人材業という名の仮面をかぶった情報システム産業なのです。そのシステムの高度差、精緻な融合が勝負を決することに私は早くに気づいたのです。
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ジュリアナを追われた時に4000万円だった借金は、金利を足すと、最も多いときには、7000万円までにまで増えていきました。文字通りの借金地獄です(略)トイチにまで手を出した私でしたが、金融機関に対しても個人に対しても不義理をしたことはもちろん、遅延をしたことさえ一度もありませんでした。
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ある事業が成功するかどうか、それはボーリングに例えれば、ストライクを取ることだと私は思っています。ストライクを取るためには、センターピン、つまり一番真ん中のピンを外してはなりません。センターピンに当たらない限り、ストライクはとれないのです。
センターピンを外さなければかなりの高確率で成功します。問題はその見極め方です。では、ディスコにとってのセンターピンとは何か。有名なデザイナーが手がけたこと、有名シェフの料理がある、音楽のセンスがいい、音響や照明の設備がいい、有名人が頻繁に訪れる・・・・。これらはいずれもセンターピンではありません。ところが、それまでのディスコは、こうしたピンにこだわりを見せてきたように思えるのです。しかし私に言わせれば、ディスコではこれらはあくまで後方のピンにすぎません。
では、センターピンとは何か。ジュリアナ東京が成功したのは仕掛けが成功したからだとか、宣伝戦略が功を奏したからだとか、さまざまに言われていましたが、違います。もっと単純明快なのです。
”いつも大勢の人がいて、毎日盛り上がっていること”、すなわち「常に満員でいること」
これこそが、ディスコのセンターピンなのです。お祭り騒ぎにおいては、ディスコに勝る場所はありません。お祭りは大勢の人があふれていて初めて盛り上がります。ディスコもそれが成功の絶対条件なのです。
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少年工科学校時代の体験は、私の人生に非常に大きな影響をもたらすことになりました。
ビジネス上、私はどんな苦境にたたされても、「あのときの恐怖や辛さに比べたら、大したことはない」と心から思えるからです。そして、この思いががあったからこそ、数々の試練を乗り越えてくることができたと思っています。
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