ビタミン・ミネラルのアンバランス―サプルメントに頼りすぎていませんか? (健康とくすりシリーズ)

著者
出版者
丸善
価格
¥1,260
■カルシウムの吸収を邪魔するもの
野菜などに含まれるシュウ酸、穀物・豆類のフィチン酸、過剰の脂肪など。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける。

■ミネラルの吸収を邪魔するもの
穀物・豆類のフィチン酸、食物繊維、タンニン酸。一方糖類や有機酸はミネラルの吸収を高める効果がある。

■しいたけのビタミンD
しいたけのような植物性食品に含まれるビタミンDはビタミンD2、魚などの動物性食品に含まれるものはビタミンD3という。体内での作用には違いがない。しいたけの中でビタミンDがつくられるためには、日光のエネルギーが必要ですので、しいたけを戸外で太陽の光に当てて乾燥したものでなければ、ビタミンDは含まれていない。

■ビタミンAについて
妊娠期前半にビタミンAを摂取しすぎると、奇形児になることがある。しかしβカロテンはすべてがビタミンAに変わるわけではないので過剰摂取にはならない。ビタミンAは細胞が増殖したり、生まれ変わるときに働く。例えば、母親のおなかの中で一つの卵子と精子が融合して、細胞が増えて赤ちゃんへと形が整えられていきます。そのとき、決められた場所に目ができ、足ができ、手ができ、、、私たちにとっては大変不思議だと思われる仕組みにビタミンAが重要な働きをしている。一つの細胞からさまざまな機能をもつ細胞に出来上がっていく過剰を細胞の分化という。この分化の過程で染色体に働きかける役目をビタミンAが担っている。

■鉄について
食品中の鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられる。ヘム鉄は赤みの魚肉や畜肉に含まれるヘモグロビンやミオグロビンで吸収されやすい鉄。一方、非ヘム鉄は卵、豆類、野菜などに含まれる鉄で吸収されにくいもの。非ヘム鉄も同時に摂取されたビタミンCによって還元されると水に溶けやすくなり吸収されやすくなる。

■ビタミンEについて
ビタミンEが不足している動物では不妊になるところから、ビタミンEは生殖能力にも関係していると考えられている。ビタミンEは広く植物油や牛乳、鶏卵などにも含まれている。


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