とにかく全裸のマッチョが歩き回る冒険譚がおもしろかったんですが、だんだん知恵の実を食べたのか、主人公が服を着るようになっちゃうんですね。これはコンセプト崩れでしょう。
混沌とした世界を統一しようとする強烈な筋肉カリスマを主人公のライバルとして据えるんですが、要するにケンシロウとラオウですね。ここからが普通の漫画展開になってしまってつまらなかった。作者もそれに気付いたのか、このキャラは途中から出てこなくなります。
で、路線変更するも、主人公はどんどん寒い国へ行って着込みが厚くなっていくんですね。どっちらけでしたよ。
でも、北国編のクライマックスとも言える大鯨のジャンプするシーンの鳴き声は凄かったです。