〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)

著者
出版者
洋泉社
価格
¥1,680

つぶやき

この切り口でジブリ等も語って欲しい(笑)
映画評に限らず多くの評論は突き詰めれば「筆者が題材を許容できるか、出来ないか」が母体で、煎じ詰めれば「好き嫌い」から端を発している。ところが町山氏の映画評は作品の背景を事実関係から読み解き、映画に違う解釈を与えてくれるのが凄い。映画好きは是非どうぞ。

評価・詳細レビュー

(5.0点)

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(5.0点)

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(4.0点)
本書は、1980年代アメリカで誕生したブレードランナーやターミネーターなど怪作や問題作を取り上げ、筆者が詳細に分析したものだ。
筆者が取り上げている映画は、いわゆる「全米が泣いた!」みたいなタイトルは一本も無いが、現代に至るまで我々が目にする作品の元パターンを生み出した作品群でもあり、ぜひ一度は観ておきたい作品でもある。
そして筆者は、それら映画の背景から監督の人間性までえぐり出し、我々の前にさらけ出している。例えば製作に至るまでの監督の生い立ち、動機、彼が影響を受けた作品などに始まり、実際の映像作品中における伏線、最終的な映像作品ではカットされたために意味不明になった部分の謎解きまで幅広い。ちなみにブレードランナーで有名な「二つで十分ですよ」の謎解きも…
とまれ、本書はそれぞれの映画のファンからカルトムービーファンまで、幅広い層にオススメです。
なお、筆者にはぜひ現代日本の宮崎、押井、大友各氏などの映画をテーマに、本書の続編的な書籍を出して欲しいと思う。

なお本書を読んでから映画を観るか、観てから読むか、というところが問題だが、本書はネタバレも満載なので観てから読む方がいいと思う。

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