日本、世界問わず、現代も含めた形での書評。ミラン・クンデラは『存在の絶えられない軽さ』だけじゃねえぞ！　って方にはお勧めの一冊。敷居はかなり高め。まあでも淡々と解説していてよかった。この手の本であれば、もっと注釈は欲しいところ。

「新潮」で読みました。これは・・ものすごい評価がつけづらい作品。芥川賞候補作品になったけど、実験小説を書こうとしているのか、むしろそういったカテゴライズに抗おうとしているのか、そもそも、何にも考えていないのか、わからない。「円城塔」じたいが、思考停止した文壇にポーンと投げつけられた、実験動物なのかもしれない。「円城塔を認めるか、否か」これは読む人が決めるしかないだろう。私は『Self-Reference ENGINE』は超えられていないと思うけど、芥川賞を獲るならこちらの作品のほうが適しているとは思う。

黄泉が表紙とかびびる　北山真理氏のインタヴューが載ってるだけでファンは買いだろう

カタログに600円も払う気はない。同じ出版業として許せないくらいの低レベルな編集。つか、アイテム課金のための600円と割り切るにしてもひどい。ふざけてる。トイレットペーパーに使えないぶんさらに悪質、紙の無駄使い。

15巻まだですか！！

助走巻であり場つなぎ的一冊。だからこそ、もっとはっちゃけられるはずだし、やりたい放題の楽しい話を書けるはずと思うんですけど・・。アニメやラジオとの連動（矛盾がないようにすることも含めて）を気にしすぎて、こじんまりとしてしまった印象。つかさたんの作品なのだから、つかさたんご自身がどんどん世界を広げていっていいと思います。あと、文章に関してもいつもより言葉選びがおとなしめで、残念。もっと鋭く書けるはず。表紙は文句なしの★5。

書き手としての立場やその意識、に引きずられているかなあ。

買えてなかったのでいまさらですが読みました。社会科資料集的な要素が今回大杉。話をどこに向けたいのか、ネームではっきりさせるべきだと思う。これ連載が1000回超えるような内容ならこれでもいいんだけど、1巻2巻で感じさせたわくわく感と現在でテンションが違いすぎる。

広げまくり。面白いけど、心配。でも、ストーリーが心配になるような作品だということ・・・つまり期待しまくりです私。「何かやってくれるのではないか」という予感。そして次回予告が毎回楽しみ。

騙し合い。最後の10ページに漂う緊張感○。冒頭で「事件自体は凡庸だが衝撃的な結末を迎える」って書いてあるだけにこれがやりたかったのかな？　あとあんまりカジノ関係ない