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がん保険のカラクリ (文春新書)
評価 : (2.0点)

★★☆☆☆
保険はかなりの国民が利用している。いや、かなりではない。日本は健康保険などの公共医療保険で国民皆保険を実現している。
にもかかわらず、私は保険のことをほとんど知らない。勧誘を受けていい言葉を並びたてられたら「おおすげえ」と思ってしまう。知らないが故、怖いから契約にまで至らないのだが…。
この本を読もうと思った動機はこの点。あと友人が同じシリーズの本を読んでいたから。

学んだこと
がん保険は欧米では決してはやっていない保険
30代40代でがんに罹患する確率0,5%~3%。死亡する確率は0,1%~0,5%
60代では10人に1人罹患する
公的医療保険の対象とならないのは①個室入院費用、②未承認薬、③先進医療費
公的医療保険では、「高額医療制度」により平均的所帯であれば月9万円が自己負担の上限(まじか!)
がんに罹患した場合の1年の負担額は93~184万円
診断給付金を受けれる回数が多い会社、通院治療を保証するタイプ(∵入院が短期化している)、入院や日数に連動するよりも治療費に対する保証が手厚いものがベター
先進医療費はかならずしも高額ではない
高齢者は保険よりも貯金
がん保険よりもすべての病気を保証する医療保険を検討すべき
私にとって検討すべきは就業不能保険
生涯保証はメリットではない(∵医療の進歩に対応できる)

最終的なリスク判断は必ず求められる。
未来がわからないってリスクをみんなで助け合うのが保険だから。


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