ママゴト 1 (ビームコミックス)

つぶやき

mogco 
こんなん面影ラッキーホールじゃんと思いながら、なんでこんなに泣けるの。すごくいい。この方言どこのだろう。広島に近くて違う言葉。
親友の子供を預かることになった話。よくある話か?いや、非凡だ。
隣の人が貸してくれましたん。久々に震えがきたなー。

評価・詳細レビュー

(5.0点)
置き去りにされた子供を血のつながらないダメな大人が育てるシチュエーションはもう死ぬほどあったと思うんだけど、というかこないだヒットしてた「マルモのおきて」だってそうなんだけど、この本は大人のトラウマぶりがてんこもりすぎて泣ける泣ける。
各話の表紙が童話を模していて可愛いのすら泣けてくるのですが、この漫画はまさに大人のための童話だなと思いました。

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(4.0点)
子供(の造形)がかわいくない!
こんな小太りで頭の悪いガキを育てる事になったからって、そんな嬉しい事だろうか?


最近よくある漫画のパターンのひとつに、「ひょんな事から子供を育てることになったパターン」がある、と思ってる。
最近話題のうさぎドロップも然りだ。
「仕事に大分慣れた、というかルーチンと化して既に中堅社員になっている主人公。少し生活に物足りなさを感じる頃に、かわいい(だけど心に傷を負った)子供を預かることになった」
というストーリーが王道だったりするのだが、自分的にはちょっと引いてしまったりする。

あまりに都合が良すぎないか!?と。

晩婚化が叫ばれる世の中、「異性と付き合うのは面倒だけど子供は欲しい」、そんな欲望は巷にあふれている(私もそうだ)。
「やっぱ子供はかわいいよねー」「不自由な事もあるけれど、周りの人の協力や理解もあってなんとか子育てできてます」「仕事は大事だけどもっと大事な事を子供から教わりました」「大人になりきれていない自分だけど、子供と接する事で大人になれた気がする」みたいなペット感覚な子育て漫画、それはそれで人の欲望にマッチしているだろうし、実際にそういう面もあるのかも知れない。

だけど自分としては、「本当にそれでいいのか!?」「現実はもっと厳しいんじゃねーの??」という疑念が拭い去れず、読んでて居心地が悪い。
そうじゃないんだ!もっと俺をたしなめてくれ!

そこでこの漫画だ。

冒頭にも書いたし表紙を見ても分かるが、引き取る事になった子供がかわいくない。普通の漫画なら完全に脇役である。いかにも運動会でビリッケツを取りそうな顔をしている。出自がどうとか言うよりも、普通に生活してもコンプレックスを抱えそうな造形だ。

それがいい。

大概、子供などというのは親以外から見ればそんなに可愛くないものだったりする。赤ちゃんを見て「可愛いねー」などというが、真に受けてはいけない。大半はお世辞である。赤ちゃんなんて「可愛い」って言っておけばいいのだ。そういう便利でいい加減な言葉だ。

そんな可愛くない造形の男の子が、読み進めて行くうちに何故かかわいくなってくる。
その一途さ、不器用さ、頭の悪さ。
子供の可愛さって、姿かたちではなくてこういった関わりから生まれてくるものではないかしら。

そんな話。

※基本的に松田洋子先生が好きなので、ちょっと贔屓してるかも知れません。

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