アフターダーク (講談社文庫)
つぶやき
評価・詳細レビュー
tatsuya_i
18 册
|
15 件
|
0 件
(4.0点)
初めての村上春樹でした。
電車の中で「これで終わりかよ!」と叫びそうになりました。
が、印象に残っているシーンも多く、あとからジワジワ来ます。
「この本面白いのかも?」みたいな。
海外の人はこれを読んでどんな感想を抱くのか気になります。
電車の中で「これで終わりかよ!」と叫びそうになりました。
が、印象に残っているシーンも多く、あとからジワジワ来ます。
「この本面白いのかも?」みたいな。
海外の人はこれを読んでどんな感想を抱くのか気になります。
引用
何かをうまくやることと、何かを本当にクリエイトすることのあいだには、大きな違いがあるんだ。
「ねえ、僕らの人生は、明るいか暗いかだけで単純に分けられているわけじゃないんだ。そのあいだには陰影という中間地帯がある。その陰影の段階を認識し、理解するのが、健全な知性だ。そして健全な知性を獲得するには、それなりの時間と労力が必要とされる。君はべつに性格的に暗いわけじゃないと思う」
彼女は言う、「それで思うんやけどね、人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。ただの燃料やねん。新聞の束やろうが、火にくべるときはみんなただの紙切れでしょ。火の方は『おお、これはカントや』とか『これは読売新聞の夕刊か』とか『ええおっぱいしとるな』とか考えながら燃えてるわけやないよね。火にしてみたら、どれもただの紙切れに過ぎへん。それとおんなじなんや。大事な記憶も、それほど大事やない記憶も、ぜんぜん役に立たんような記憶も、みんな分け隔てなくただの燃料」
タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
友人に本をおすすめする
相互フォローしている友人がまだいません。