安心して食べたい!食品添加物の常識・非常識―「知らなかった」ではすまされない食卓の現状と対策

著者
出版者
実業之日本社
価格
¥1,470

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(3.0点)

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引用

①サプリメントは食品添加物の固まり、過剰摂取に注意
サプリメントの中に食品添加物があるというより、食品添加物の一部がサプリメントとして使用されているといえる。医薬品の場合は、医師の判断で投与量を決めますが、サプリメントの場合は消費者が摂取量を判断します。体によいという思い込みから、過剰摂取する人も多いので、摂取する量には十分に気をつけたいものです。

②食品添加物の1日摂取許容量とは?
なにも有害な作用が現れない最大無毒性量から、1日にその量以下なら食べても大丈夫な量として、その100分の1の量を食品添加物の1日摂取許容量としている。

③一番多く使用されているプロピレングリコール
生麺や餃子、ワンタン、シュウマイの皮、イカクン製品などに対して使用量を定めて許可されている。製品にしっとり感をだし、プロピレングリコールを添加すると製品は時間が経ってもばさばさにならず、保湿効果が持続し、品質の改良、保存性の向上が期待できる。発がん性があると書かれた本もあるが、もちろんまったくの誤解です。

④アスパルテームの安全性は高い
ダイエットシュガーやチューインガム等に使用されていて、砂糖の約200倍の甘味を有するアミノ酸系甘味料で、安全性の高さから特に対象食品の規制はされていない。アスパルテームはたんぱく質の成分であるアミノ酸からできており、食品のたんぱく質由来のアミノ酸同様、体内で分解され、消化・吸収され、代謝されるので妊娠中の女性や子どもがしようしても問題ない。

⑤食品添加物のラベル表示の正しい読み方
1:原材料、食品添加物は含有量の多い順に表示
2:添加物の名称は簡略名、類似名でよい
3:添加物の名称と用途名も表示
4:一括名表示のものもある
5:アレルギー物質に由来する添加物は原材料名も併記

⑥「消費期限」とは、保存できる期限が5日以内の食品。「賞味期限」(品質保持期限)は、製造業者がおいしく食べられると保証する期限

⑦亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)は、肉や魚などの動物性たんぱく質が分解してできる天然のアミンと反応して、ニトロソアミンという発がん物質を生成することが知られている。しかし、ビタミンCなどの還元性物質を同時に添加することでニトロソアミンは生成されない。ハムやソーセージ、たらこ、魚肉ソーセージなどの発色剤として亜硝酸ナトリウムを使う場合には、必ずビタミンCを添加しているのはそんな理由もあるからだ。

⑧天然添加物を使っているなら安心と思う人も多いが、厳しい毒性試験のもので許可された化学的合成添加物に対し、天然添加物の毒性はまだ調べられていないものがある。
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