日本実業出版社の「この1冊ですべてわかる」シリーズは、その名の通り網羅的かつ十分詳細にまとめられています。その分野がまったく初めての場合には、少々とっつきにくい部分はありますが、通読すれば頭の中にその分野の地図が出来るので、2回目、2冊目以降を読むとき理解度が違います。

入門書でドラッカーが良さそうに思ったら、ぜひ読むべき本。この本はエッセンシャル版であって、簡易版ではありません。むしろ、本質だけを抜き出しているのでシンプル過ぎてよく分からない事も多いです。それ故に、本当に理解しているかどうか、噛み締めながら読む事が出来ます。

ストーリー物だと思って読むと駄作。細かな事は気にせず、抽象化して大雑把に方針だけ取り入れましょう。純粋にドラッカー入門として読めば悪くない出来です。

本業は数学者だったルイス・キャロル(チャールズ・ドジソン)の論理学に関する著作。キャロル図は論理パズルを解くときに非常に便利です。

辞書を必死に引きながら、ジョークの解釈をするとパズルみたいで楽しい。和訳本と比べてみるとその苦労が伺えます。

岩波文庫からの名句選。知らない作品との出会いに良い。

中国の古典ジョーク集、落語の元ネタが散見される。

「男性の首のまわりに1枚の布を結ぶ方法は、数学の理論上85通りあり、これ以上でもこれ以下でもない。著者はそのうち13種を推奨するが、あなたの好みは？」― 裏表紙より。　　私はクリステンセンノットが好みです。

難しい中国古典に思われがちで、やさしい論語やマンガ論語なんてのも溢れている。でも実際に呼んでみるとそんなに難しいものではない。ちょっと偏屈な孔子おじさんのエッセイ集だと思って読むと、論語がぐっと身近になるかも。

平和 - 国際関係について、二つの戦争の期間の間に介在するだまし合いの時期を指して言う。　―― のような、シニカルなジョーク集。物の見方について考えさせられる。

分析やプレゼンの為のフレームワーク(考え方・作図法)を紹介した本。
PPMとかSWOT分析とかコア・コンピタンス分析とかPDCAとか、広く、浅く色々載ってる。
それらを、どういう時に使えるのか？ という視点で紹介してくれる。

個々の内容については深くないが、とりあえず基礎知識として一通り抑える＆思い出したように調べるのに最適。
これを読んでおけば大抵の資料は「あぁ、あの分析だな」と気付ける、非常に有用な本です。