絵画術の書

評価・詳細レビュー

(4.0点)
1400年頃にチェンニーノ・チェンニーニという画家によって著されました、絵画技法の手引書です。中世において全ての絵画作品がこの技法書通りに描かれた訳ではありませんが、中世の絵画を考える上では重要な基盤となります。また、解説にはこの本自体の研究について記されていますので、多くの美術分野にとって役に立つ本となります。

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引用

(……)一番に価値あるものが知恵であり、それから派生するいくつかのわざが、すぐ後に続き、その一つに、手の働きによっていながら知恵を基本とすべきものがあって、これがすなわち、絵画と呼ばれるわざである。(……)これら最高位の知恵を、なんらかの宝石で飾るすべを心得たいとの思いに、気高さか愛かそのいずれかのゆえに駆られる者なら、誰でもためらわずに取り掛かれるよう、この絵画のわざに従事する一員である筆者に神が与え給うたささかな蘊蓄を、これらの知恵に対して捧げようと思うのである。-まえがきp.2-
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