読んでいない本について堂々と語る方法

つぶやき

yabee 
tell-k 
タイトルいいなww
タイトルがパッと目についた本だが、いろんな人の紹介やAmazonのレビューを読むと「面白そうだなぁ」と思ってしまった本
近場の本屋にあるかわからないが、あれば読んでみたい!

評価・詳細レビュー

(5.0点)
 はじめのほうに適当に書いてしまったので、書きなおす。
 すでに述べたように、おれには本を読めなくなった時期があった。難しい内容かどうかに関係なく、文章の意味がわからなかった。
 そこで簡単そうな本を買ったり本棚に覆いをしたりして解消をはかったのだが、うまくいかなかった。
 『テクストから遠く離れて』ではかえってぐったりしてしまったが、懲りずにタイトルだけでこの本を選んでみた。すると、本をむしろ読むな、という内容についつい読まされてしまうものがあった。文章も平易で読みやすい。
 本は、積めば積むほど重くのしかかってくる。それは単に机の上や枕元に積み上がっていくのではなく、自らが積みあげたものであるがゆえに常に自分自身を監視する塔になるのである。それは高ければ高いほど遠くまで見渡せる。この本(と『アクロイドを殺したのはだれか』)を訳した大浦庸介は、これを「読書コンプレックス」と呼び――これは読書家ほど強いという――ここからの解放は本書の目的のひとつであるという。
 訳者のあとがきにもあるように、この本はポジティブな読書論=テクスト”理論”でもある。色々な小説や文章について触れた内容だが、請け合ってそれらを読んでいなくても十分この本は読める。それに、ただただ楽観的なだけの物足りない本とも違う。すべての「読書コンプレックス」を抱く人に、あるいはこじらせる前に読んでほしい一冊である。

参考になった人:0人   参考になった
(4.0点)

参考になった人:0人   参考になった
(4.0点)

参考になった人:0人   参考になった

引用

p77 読書は、何かを得ることであるよりむしろ失うことである。
お気に入りにいれた人:0人   お気に入りに追加する

ウィッシュリストへ追加
非公開
タグ

メモ


ライブラリへ追加
非公開
評価
 
読書ステータス
つぶやく
タグ

メモ


タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。

※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
ウィッシュリストからライブラリへ移動
評価
 
読書ステータス
つぶやく