使える 弁証法
タイトルには「弁証法」とありますが、出てくるのは5つの法則(螺旋的、否定の否定、量から質へ、相互浸透、矛盾の止揚)だけ。しかも、そのうちの1つを知っておけば十分とのこと。非常に分かりやすい内容でした。
その法則とは・・・「物事は螺旋的に発展する」。
らせん階段を想像いただければ分かりやすいのですが、螺旋とは、上から見ると、ぐるぐる回っているだけに見えます(原点回帰)。
しかし、横から見ると一段ずつ昇っていくのが分かります(発展)。
つまり、螺旋的発展とは、かつて消えていったものが、新しい価値を伴って復活することです。例としては、かつての手紙文化→eメール、市場のセリ→ネットオークション、などです。
世の中は、螺旋的発展を遂げています。しかし、かつては発展のスピードが遅く、一人の人生の中でそれを見ることができなかったのです。今はドッグイヤーとも言われる速さで、まさにあらゆるところで螺旋的発展が起こっているのです。
かつてどんなものが、なぜ、消えていったのか。どうすれば復活するのか。そういう視点で世の中をよく観察することが必要とのことです。
--出典: 使える 弁証法
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