資源と環境を守りながら暮らしを豊かにする。そのためにやるべきことが、ようやく見えてきました。再生可能資源をうまく使いながら、ゴミの出ない生態系に学ぶ。そして「モノとエネルギーはつつましやかに、知識と学習は旺盛に」という新しいライフスタイルを育てていく。これが実践面です。〈略〉
理論面としては、新しいライフスタイルを支援する経済学を育てる、という課題があります。たとえば成長の経済から定常の経済に移るというのもその1つです。定常状態の経済学の建設です。ここでいう定常というのは、物質とエネルギーレベルでのことです。(p55)