例えば、プレイステーションで発売された「バイオハザード」は、ゾンビの住む洋館を探索するアドベンチャーゲームですが、この頃のハードウェアにはハードディスクが搭載されていなかったこともあり、CD-ROMからのデータの読み出しに時間が掛かってしまうという欠点がありました。
そこでバイオハザードでは、別の部屋などに移動する際に扉をゆっくりと開けるアニメーションをいれることで、ユーザをしらけさせることなく上手に時間を稼いでいたのです。不気味にゆっくりと開いていく扉のアニメーションは、逆に怖さを倍増させる効果を与えていました。 P140