PERT図のソフトウェアを考えてみましょう。このソフトウェアでは、画面のようにPERT図を左右に移動して表示することができます。このとき、一般的に左右の移動速度は画面上に表示される図の複雑さや量によってまちまちです。つまり、項目のオブジェクトが少ないところは高速に動作し、多いところはゆっくりと動作します。このような場合には、移動速度をある程度一定にする(遅い表示に合わせる)と、ユーザは時間の感覚を落ちながら画面を移動することができ、コンピュータの作り出す時間軸の中で擬似的な肯定を"擬似的に体験"できるようになります。
〜操作時間の統一による安心感 P144