働くみんなのモティベーション論 (NTT出版ライブラリーレゾナント)
また、キャリアはモティベーションよりもっと息の長い長期的な時間軸を扱う。同じひとが生きている時間軸というラインで、今打ち込んでいることが、その人が将来なりたい姿に繋がっているときに、充実感はひとしおだ。イチローのこの一球、谷川九段のこの一手に、人生が垣間みられることさえある。目の前の近接目標、ここで打つボールが、駒が、選手、名人としてのキャリアにおける遠隔目標と連なるとき、モティベーションはキャリアの問題と重なってくる。(P18-19)