少し前に、工学部の学生と、アップルはなぜ一つボタンにこだわるのかという議論をしました。「もうひとつが二つボタンがあるだけで、格段に使いやすくなるのに」という学生に、iPhoneのインターフェイスは「やってみればわかる」を基本にしているからじゃないかと私は答えました。
複数のボタンを昨日させるためには、必ずある種の決めごとが必要になります。その決めごとは文字や記号で表示されることになり、それを理解しない限り、そのキーを使うことはできません。アップルはそういう言語的な決めごとを嫌ったのでしょう。
その徹底ぶりを確認できた一場面でした。(P17)
--出典:
デザインの骨格