この1冊ですべてわかる コーチングの基本
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 自責と他責についてコーチが扱うとき、間違えてはいけないポイントは「クライアントの抱えている課題の責任の所在が、実際には誰にあるのかは取り立てて重要ではない」という点です。たとえ実際のところは 99% 相手の責任であったとしても、その課題に自分自身が働きかけると決めたなら「100% 自分の責任だとしたら何が原因だろうか?」とあえて自責の状態になることを選び取ることが重要なのです。