人口論 (光文社古典新訳文庫)
評価 : (2.0点)

学問には、建設的な批判、が不可欠なのはよく分かる。
ただ、書籍の内容がゴドウィンをはじめ、何人かの研究者への徹底的な批判が大半を占める、というのはどうなんだろうか。

しかも論を締めくくるのが、神の妥当性。
そらぁ、神を引き合いに出せば何でも説明はつくだろう。
そのために誕生させたのが神なのだから。

鋭く鮮やかな考察も多数あっただけに、何となく残念。


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