評価 : (5.0点)

山口貴由の多分、チャンピオン初連載作品。
最初、書店でこの漫画の表紙を見たときは「グラップラー刃牙」と並んで気持ち悪かったので、全く読む気がしなかったが、たまたｍ古本屋で読んでおもしろかった「サイバー桃太郎」と同じ作者だと知って購入。
初期の作風はとにかくハイテンションな台詞と独特の擬音による「半分ギャグ」のテイストであったが、内容というか、作品のテーマを読者に伝えようとする姿勢自体は真摯なので、結果的に真剣に読んでいる自分に気付くだろう。
現在では、このチャンピオンコミックス版は多分絶版になっている。チャンピオンREDから、愛蔵版が出ているが、単行本の楽しみだった、スタッフコメントや折り返しのコメント、著者ポートレイトなどがカットされているので、古書などで見つけたら、是非こちらを購入してみてほしい。