ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)
評価 : (4.0点)

表題作以外は何が入ってたか忘れちゃったな。
同人誌で「人間もどき」というのをテーマに対談したとき、この本の話をしたら割とおもしろがってもらえました。パーキー・パットっていうのは所謂バービー人形みたいなものなんですけど、火星だかどこかの植民地で穴蔵生活をしている人たちが、「一番幸せだった頃のアメリカ」を人形で再現しながら、イマジンの世界の遊びに浸って生きている、という話ですね。「火の鳥 未来編」のムーピーゲームを無機物で、集団を介してやっていると思えばよろしい。
このエピソードは後に「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」に引き継がれているので、一緒に読むと一層おもしろいと思う。


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