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えーと、似たような装丁で岩波から短編集が二冊出てるので混乱するけど、多分こっちだと思う。収録作品の中の「山高帽子」を現代劇に置き換えて山本直樹が「眠り姫」というのを描いており、そちらを先に読み、原作が気になったので読んでみたら、これがホントにおもしろい短編だったので、学校の行き帰りに何遍も何遍も読んだ。文章というか、言葉づらがおもしろいので、声に出して読んだ。「何で僕の顔を見て笑うんですか」「何でって、君があんまり汚い顔をして、こっちを向いているからさ」「何を騒いでいるんだい」「青地さんが僕の顔が汚いと言って、突然笑い出したんです」「なるほど、これは汚い顔だ」といったような塩梅。他にもお気に入りの箇所がいっぱいあって、「じんじく痛む」とか「己」とか、己もいっぱいパクッた部分がある。
えーと、似たような装丁で岩波から短編集が二冊出てるので混乱するけど、多分こっちだと思う。
収録作品の中の「山高帽子」を現代劇に置き換えて山本直樹が「眠り姫」というのを描いており、そちらを先に読み、原作が気になったので読んでみたら、これがホントにおもしろい短編だったので、学校の行き帰りに何遍も何遍も読んだ。文章というか、言葉づらがおもしろいので、声に出して読んだ。
「何で僕の顔を見て笑うんですか」
「何でって、君があんまり汚い顔をして、こっちを向いているからさ」
「何を騒いでいるんだい」
「青地さんが僕の顔が汚いと言って、突然笑い出したんです」
「なるほど、これは汚い顔だ」
といったような塩梅。他にもお気に入りの箇所がいっぱいあって、「じんじく痛む」とか「己」とか、己もいっぱいパクッた部分がある。