中廊下の住宅―明治大正昭和の暮らしを間取りに読む (住まい学大系)
評価 : (3.0点)

本書は、人の生活に着目し、明治~昭和期にかけての住宅の平面形についてまとめている。
とりわけ、中廊下型の平面形が合目的的に発展していく過程は説得力があり、興味深い内容となっている。
また、他者(当時では主に女中)を意識した公/私の領域というのは、家族以外の他者と共に暮らすルーム・シェアが一般化した今日における住空間の主題であり、一読の価値があると思われる。


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