子育てと教育の大原則
評価 :(未評価)

詳細レビュー・感想を書いてるのに未評価なのはわざとです。
評価をつけにくい、と正直に思っているので。

良い本なのです。書いてあることは「基本的に」良いのです。
が、何と言うか・・・上手く言い表せないのですが。

「人に勧める場合には、注意が必要なように思う」そういう本です。

子育てでナイーブになっている状態の人には「私は」勧められないな、とそう思いました。

学習についてのある種、過激?とも言える内容は全く問題ないのです。
反発する人もいるでしょうが、それはそれ。
人それぞれなので構わないと思います。

私がナイーブになっている人には勧められないかな、と思ったのは、感覚的なものが主なので、
何とも言えないのですが、とかく「取り返しがつかない」ということを押しだしているから、だと思います。

12歳までにこうしておかなくては、一生考えられない人間になってしまう。
取り返しがつかない。

実際そうなのかも知れません、それは知らないです。
が、12歳を超えたお子さんを持った悩んでいる親御さんが読んだらどうなるんだろう。

他にもとかく○歳までにこうしていないと、こうでああで、という表記が見える。
スピードや成長度合いには、個人差があり、そう書かれている内容をその歳で行わせることが出来ない場合もあります。
アスペルガーなどの特質持っていると、個人差がより一層出てきます。

そういった点で、「ん・・・」と思ってしまったということがあります。

一応、個人差がある、という表記が少々ありましたが、あの程度では・・・んー・・・。

子育て・教育論を書いた本は、読むタイミング勧めるタイミングを選ばないと、親が「全否定されている」気分を強く味わい、罪悪感を「必要以上に」味わうことがあります。
それがプラスに働く場合もありますが、マイナスに働く場合もあると思うのです。
マイナスに働いた場合、被害を被るのは「子供」です。

学習方法の見直しや、自分の子育ての仕方の見直し、という意味で、著者の豊富な経験に基づいた内容は非常に有用でそう言った意味では良い本です。

が、前述したようなことにより「もにょった」ので、評価がしきれない、そんな感じです。


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