面白くて眠れなくなる数学
評価 : (3.0点)

サイエンスナビゲータ・桜井進氏による、数学啓蒙書。ざっと立ち読みしなんとなく面白そうだから買って、読みました。本のタイトルからも判るとおり、どっちかというと一般向けの読みモノ。難しい数学の議論は一切行わず、ひたすら数学の歴史・面白さを伝えることに集中しています。個人的には、4色問題・フェルマーの最終定理・リーマン予想など、解決にかなりの時間がかかった定理や、いまだに未解決な問題に関してもう少し紙幅と取ってくれたらよかったのになぁ、とは思うわけなのですが。「数学が生きている」とか少し宗教じみた言いまわしは気になったけど、数学を学び研究する喜びのようなものをうまく説明出来ていると思います。どっちかというと数学が苦手とか、あんまり興味がない、とかそういう人向けであると思います。


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