ぐっすり眠れる3つの習慣 (ベスト新書)
評価 : (3.0点)

習慣を3つ書くだけなら、新書にならないわけで、タイトルは若干の釣り要素がある。

実際には28の習慣の提案があり、それらのうち3つくらいを選んで、週に3日くらいできればいい、くらいからスタートしよう、というのが、この本の核です。睡眠は、適切な時間からして個人差が大きいので、お仕着せの3つより、できそうなところから、っていうのはよいですね。たとえば、仕事のサイクルがそもそも不規則な人に、毎朝同じ時間におきろ、とか意味がないわけで。

一方で、これらの習慣の抽象度がばらばらで、まったくMECEになっていないのが気になります。「何事も完璧にしなければならい」と考えず、「八割できたら上出来だ」と考えるようにする、というのがあるんですが、こんな自己言及的なのを出されても。だいたい、それができないから、みなさん寝床で寝付けなかったりするわけです。それをとりあえずのアクションとして、ぬるま湯につかるだとか、瞑想をするだとかに落としこむんじゃないのか、と。

とはいえ、いくつかピックアップして、やってみようと思います。


参考になった人:0人   参考になった