裏社会の日本史
評価 : (4.0点)

穢多、非人、在日朝鮮人、日雇労働者、やくざ、テキヤ…といった、社会の周縁に確かに存在する人々についての本。
そのような人々が、表社会にどのように位置づけられたのか、表社会にどのような影響を与えたのか、中世から現代まで歴史を追っている。
著者はフランスの新聞ル・モンドの駐在員であるので、ヨーロッパとの比較のなされている。

研究室で上司が路上生活者の研究をしているので、興味を持って読み始めたのだが、日本人でもよく知らないことを、よくもまあこんなに調べてまとめたものだと感心した。

取り上げられていることはどれも興味深く、知的な好奇心をくすぐられるのだが、読んでいるとすぐ眠くなってしまうため、読み終わるのに2年もかかってしまいました。
前半の方をいい塩梅に忘れてしまったため、また読み直さないと。。。


参考になった人:0人   参考になった