鉄の骨 (講談社文庫)
評価 : (5.0点)

池井戸潤の企業モノは、熱くて好きだ。
談合の天皇・三橋と策士・尾形、この二人はゼネコン業界の象徴のような存在なのか。なぜ談合はなくならないのかという作者が掲げたテーマに真っ向から立ち向かう熱き若きサラリーマン平太。彼が皆に可愛がられ、成長していく姿が実に頼もしい。傑作。


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