銀しゃり[文庫] (小学館文庫)
評価 : (4.5点)

江戸時代の鮨職人、新吉の物語。江戸っ子の心意気がすばらしく、この時代に生きてみたいと思わせるほど魅力的な世界が描かれている。
一方で武家を守るために幕府が行った棄捐令<きえんれい>(債権者である札差に対し債権を放棄させる)などの経済事情を知ることもできた。ひどい話だが。ハゲタカもびっくりだぜい。

新吉とおけいちゃんが毎朝丹精こめて作る柿鮨、食べてみたいなあ。絶対うまいでしょ。


参考になった人:0人   参考になった