しずかな日々 (講談社文庫)
評価 : (4.5点)

友人のさきさんに教えて頂いた本。おじいさんの表情や、乾いた土のにおい、磨いた床の足の裏の感触が、生々しく、静かに自分の中によみがえってくるような感覚でした。「ある期間を、いつもと違う特別な場所で過ごす」小説は、意外とあるのだけれど、その中でとりわけ静かで、でもこころがいっぱいになるような、きらきらしたお話でした。わたしは好きです。


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