多田と行天のコンビには笑かされた！
文章からでも伝わる人格の表現力に、脱帽した。

後半にかけての展開に目が離せなくなる。
女のしたたかさに共感してしまった。

女の子っていろんなことを気にしなくちゃいけなくて大変！色んな職業の彼女たちがたくましく生きている様子にどこか共感する。

世界各国を流れ歩いた学生の旅行記。最初はバカだなぁと思いつつも、少しづつ成長する著者に、自分も忘れかけていた大切なことに気づかされた作品。

成人式で配れば、もっとまともな大人が増えるだろうにと思う。

これによって、大方の悩みが解決したと言っても過言ではない。

全身をガンに冒されつつ、最後は目も見えず手も動かない状態でも、口によって最後まで書きあげた、岩井寛先生の渾身の著書。

途中あれ？っとおもったけど、そのまま最後まで読み進めたら、最後の一言で「えぇ！？」ってなった。読み返せば納得の爽快感。

阪急電車を利用する人々の人生の機微を描いた物語。

人は自分でも気づかないところで、誰かを救ったり苦しめたりしている。この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷っている。どれがほんとの色だかわからなくて、どれが自分の色だかわからなくて。

「みんな、濁りの程度こそあれ、心の中を満たしているのは泥水だ。だから私は泥水を綺麗に保つため、なるべく静かにしていようと決めた。」
恋人にすべてを持ち去られ、言葉を失った主人公の再スタートの物語。

中学校教師の娘が生徒に殺される。その事件をきっかけに歯車は色んな人間を巻き込んで回り出す…立場が違えば見方が違う。それに関わった５人の「告白」によりストーリーは展開する。ページをめくる手が止まらず、５時間ぶっ続けで読み切った。