芸術原論 (同時代ライブラリー)
古い絵というのは描かれた時代が古いというのではなくて、最初から中身が老化している絵のことである。新しい気持で描かれた絵というのは時代が過ぎてもいつまでも新しい。そういう新しい絵には絵具の老化を超えてしまう輝きがある。
「「大衆という大自然」を知らぬ人々」105ページ
芸術と似たようなものに趣味というのがある。(略)でも芸術とどうしても違うところは、消費だけがあって創造がないということだろう。/しかし最近はこのタイプのものが多い。実用社会を逸脱するエネルギーが芸術ということにはならずに、この消費一色の趣味の世界に流れ込む。生産性を逸脱しながら、芸術の創造をも忌避するところが、やはりこの世の中のどん詰まりを示すようで、溜息が出るのである。
「本物そっくりのエネルギー」51-52ページ
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