みんな不安に思っているのにだれも口にしない「人生とお金」の話

著者
出版者
講談社
価格
¥1,365
(4.0点)
将来の年金なんてあてにできない、老後はどうにかなるでしょ、という感情的で極端な悲観論や楽観論から脱却し、データを交えながら、しっかりと30年、40年後を考えるきっかけとなる良著だと思う。
・将来子供に頼らずに日本で”普通に”快適な老後生活を送るために必要な金額がどの程度か
・将来、受給額確実に減少するであろう年金は今の20代が受給する頃にはどの程度の額になるのか
・快適に暮らすためには年金以外の+αがどの程度必要か
・+αを貯蓄するために考えなければいけないこと、投機ではなく投資の考え方
このあたりの事が理論だてて書かれているため、面白く、一度に最後まで読み切ることができた。
老後の金額については、共働きで定年までという試算になっていたので、各家庭で少しずつ変わってくるとは思う。

投資をするうえで、長期的に継続するという時間的なものが一番のメリットとなる部分が個人的には関心させられた。
また、年金問題についても、安易に不安を煽るのではなく、悲観する部分はあれど、しっかりとデータから考えれば自虐するほどのものではないという立場も共感できる内容だった。
富豪になるためのハイリスクな株取引ではなく、日本で老後にそこそこ快適になるための+αを生むための資産運用なので、できるだけ適切なリスク・適切なリターンになるよう書かれており、自分のような一般人に試しに読んでいただきたいと思う。

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