魔人探偵脳噛ネウロ 1 (ジャンプ・コミックス)
評価・詳細レビュー
Simeji_Dali
49 册
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40 件
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11 件
(4.0点)
「探偵」とありますが、推理漫画ではありません。作者の言葉を借りると「推理漫画の皮を被った単純娯楽漫画」です。なので推理物としては全くお勧めできません。
さて、この漫画のファン層は『ジョジョの奇妙な冒険』のファンと被るそうです。実際類似点はあります。第一にどちらも奇抜な構図の絵を描く事。この作者は騙し絵の巨匠であるエッシャーに大きな関心があると思われ(扉絵やキャラクターの名前にエッシャーのオマージュがある)、その為か幾何学的な背景をバックに独特のポーズをとる主人公ネウロや、不自然なほど曲線的な人間のポーズが描かれます。
そして、もう1つは、『ジョジョの奇妙な冒険』と同じく、こちらでも人間を超越した生物と人間という対比を通して、人間の可能性という主題を描きだす事です。ただし、ジョジョの場合ではあくまでも怪物と対峙する「人間」からの観点でこの主題を描いていましたが、この作品では人間と対峙する「魔人」からの観点で描いています。
物語自体はもう1人の主役である「桂木ヤコ」の視点で進行しますが、このヤコこそ魔人であるネウロが人間に見出した可能性の体現者であると言えます。最初は素直にヤコの視点で物語を読み、それから今度はネウロの視点でもう一度物語を読み直す事を推奨します
さて、この漫画のファン層は『ジョジョの奇妙な冒険』のファンと被るそうです。実際類似点はあります。第一にどちらも奇抜な構図の絵を描く事。この作者は騙し絵の巨匠であるエッシャーに大きな関心があると思われ(扉絵やキャラクターの名前にエッシャーのオマージュがある)、その為か幾何学的な背景をバックに独特のポーズをとる主人公ネウロや、不自然なほど曲線的な人間のポーズが描かれます。
そして、もう1つは、『ジョジョの奇妙な冒険』と同じく、こちらでも人間を超越した生物と人間という対比を通して、人間の可能性という主題を描きだす事です。ただし、ジョジョの場合ではあくまでも怪物と対峙する「人間」からの観点でこの主題を描いていましたが、この作品では人間と対峙する「魔人」からの観点で描いています。
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