色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
つぶやき
とある過去を清算して前に進むために、主人公が自分を捨てた友達たちを訪ねて行く話。面白かったです。現実から離れすぎることもなく、付いていけない感もなく。つくるくんに好感が持てます。
高校時代の親友達からある日、絶縁されてしまった主人公の多崎つくるがその理由を知る為に旅に出る。ミステリーのような作風でありながら現代人には希薄と言われがちな「あるもの」が描かれている。一章ずつ読み進めるごとに深いなと思った。
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