ブルータワー (文春文庫)

(3.5点)
末期がんで死にかけの大したとりえもないおっさんが未来を救うお話。
SF・・・というかファンタジーとしては初々しくて読みにくい部分もあったけど、
世界の危機を救う方法というオチの部分が、設定をうまく活かしてて面白かった。

しかし、作中では主人公は「たいしたとりえもない」みたいに書かれてるけど、
親からの資産である家は別として、高級レストランにいったりホテルのスイートルームを借りたりできる、あるいは末期がん治療とかそこそこにできる程度に金持ちなわけで、会社人としてはたいした人だと思うんだけどなあ。

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