ななつのこ (創元推理文庫)
AKG_K24P
140 册
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92 件
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(5.0点)
ミステリって苦手なのだが、友人から「例えば、スイカ泥棒は誰か、といった問題を暴くようなミステリ」と紹介されて、俄然興味を持って読んだ作品。すごくおもしろかった。女子大生「駒子」の日常を追う短編連作の形式になっていて、その隙間隙間に上記のスイカ泥棒のような謎というか不思議というか、疑問が湧き起こるので、それを名探偵のよろしくズバリと解決していく、というお話。
一見、それぞれの話が断片的なものに思えるのだけど、ラストで各エピソードに散りばめられたピースがパチッとはまって完成像を見せたときに、読み手は「ああ、これはミステリだわ」と納得せざるを得ない。
学生時代、大阪に遊びに来た兄が東京に帰るときに、「新幹線の中で読む本貸してくれ」というので、続刊と併せて二冊渡したら、「おもしろかった。電車の中で全部読んじゃった」というメールが来て、とても嬉しかった。
振り返ると、己にこの本を紹介した友人も、己がこの本の感想を語るのを聞いて嬉しかったのかもしれない。
そういうわけだから、みんな読むがいい。
一見、それぞれの話が断片的なものに思えるのだけど、ラストで各エピソードに散りばめられたピースがパチッとはまって完成像を見せたときに、読み手は「ああ、これはミステリだわ」と納得せざるを得ない。
学生時代、大阪に遊びに来た兄が東京に帰るときに、「新幹線の中で読む本貸してくれ」というので、続刊と併せて二冊渡したら、「おもしろかった。電車の中で全部読んじゃった」というメールが来て、とても嬉しかった。
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そういうわけだから、みんな読むがいい。
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