日本の第一次産業を成長産業にするための政策を提言している本。

「成長産業への戦略ビジョン」という力強いタイトルに刺激されて購入したものの、その内容は行政や組合の利権をいかに取り除くかが中心となっていて、読むのに疲れました。

ただ、現在の日本の特に第1次産業においての問題は、確かに行政や組合による非効率的な産業構造であり、これを変えないことには成長産業となりえないのもまた事実。

悩ましいことこの上ない、そんなテーマを感じさせてくれる本でした。