聖マッスル 上巻

著者
出版者
ゴマブックス
価格
¥1,890
(5.0点)
冒頭のカラー見開き。
お花畑に横たわる全裸のマッチョマンから全ては始まります。

とにかく、第一話が凄い。ネタバレしても実際の絵を見れば衝撃を受けること間違いなしだから言っちゃうけど、「人間城」というのが出てくるのです。つまり、人間を建材に使ったお城なわけです。
これを読んだときには石井輝男の「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」という映画に出てくる、人体と馬を組み合わせて馬頭観音像を作ろうとする男を思い出しましたね。あっちは未遂ですが、この作品ではもうお城できちゃってるんで、既成事実に圧倒されます。
で、ここの城主が主人公の体を見初めて「お前を人間像にして一番目立つところに飾ってやる!」と言うんですけど、こんな話もどこかで読んだような……銀河鉄道999の最終話か。

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