「週4時間」だけ働く。

評価・詳細レビュー

(4.0点)
刺激的な本。フレームや問いかけも刺激的。既成概念をことごとくぶち壊されていく感覚は、何故だか妙に心地いい。著者の破天荒なキャラクターに惹き込まれます。

ポイントは4つ。
Definition – 定義
Elimination – 捨てる
Automation – 自動化
Liberation – 解放

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(3.0点)

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引用

P.120 〜 121

 満たすための 8 時間があるから、私たちは 8 時間を満たしている。もし 15 時間あったら、15 時間を満たすだろう。もし、緊急事態が発生して、2 時間以内に仕事を離れる必要があり、しかも締切が差し迫っている場合、私たちは驚異的なペースで 2 時間以内にその仕事を片付けてしまうだろう。

 (〜 中略 〜)

「パーキンソン」の法則とは、「仕事は、完了するために割り当てられた時間に応じて(見た目が)重要で複雑なものへと膨れ上がっていく」というものだ。それは差し迫った納期が持つ魔法だ。あるプロジェクトを完成させるため与えられた制限時間が 24 時間だったら、時間のプレッシャーによって業務遂行に集中せざるを得なくなる。そして、必要最低限のことのみを実行するよりほかに選択肢がなくなる。同じ仕事を完成させるのに 1 週間を与えると、ささいなことを大げさに考えてしまい、6 日間使いきってしまうだろう。おぉ、神よ、2 か月を与えたらどうなるか、それはもう手に負えない怪物だ。短納期で生まれる成果はより集中度が高いので、必然的に納期が長い場合と同程度かそれ以上の品質を持っている。
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P.119

 あなたが従業員ならば、無意味なことに時間をつぶしてもある程度まではあなたの過失にはならない。歩合制で給料をもらっているのでなければ、時間を有効に使うのを後押しするものはないだろう。この世界では、9 時から 5 時までの間、書類をパラパラめくっていることが了解事項になっている。そしてあなたは奴隷状態でいる間、オフィスに拘束されているのでその時間を満たす振る舞いを創作しなければいけない。空いている時間が山ほどあるから、時間がムダ遣いされるわけだ。分かりやすい理屈だ。今やあなたは、給与明細を集めるかわりにリモートワークの合意を得るという新しい目標を持ったのだから、現実に立ち戻って効果的に働く時だ。最高の従業員は最高の力をもっている。
 起業家にとっては、時間のムダ遣いは悪しき習慣をそのまま踏襲したものだといえる。私もその例外ではない。起業家の多くはかつて一従業員だったので、9 時 - 5 時カルチャーの出身であり、それゆえ同じスケジュールを採用しているにすぎない。彼らが朝 9 時から始める活動が機能するのかどうか、また目標とする収入を得るために 1 日 8 時間が必要かどうかにかかわらず、である。このスケジュールは社会全体の合意事項であり、量で結果を測るという、まさに恐竜時代の遺物のようなアプローチだ。すべての人間が仕事を達成するためにきっちり 8 時間必要である、なんてことがありうるだろうか? いや、ありえない。9 時 - 5 時労働はたまたまそうなっているだけだ。
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P.81

5 怖さから、何を先送りにしているのだろうか?

 一般的に言うと、もっとも恐れていることこそ、もっともする必要がある。電話することでも、会話することでも、その行動が何であれ、必要なことを遠ざけているものは、結果が分からないという不安だ。最悪のケースを明確にして、運命を受け入れ、あとはやるだけ。もう一度言うから座右の銘にしてほしい。もっとも恐れていることこそ、もっともする必要があるのだ。「人生における成功の程度は、人があえて持とうとした不快な会話の数によって計ることができる」と聞いたことがある。恐れていることを毎日ひとつはやってみよう。私は、著名人や財界の有名人にアドバイスを求めるために連絡を取ろうとするうちに、この習慣を身につけた。
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