社会を変えたい、と思う人は多いでしょう。しかし、実際には変えられるとは思えない。そもそもどうしたら「社会を変える」ことになるのかわからない。選挙で投票しても、自分が政治家に当選しても、それで変えられるのだろうか。そう感じている人は多いのではないでしょうか。〈略〉しかし一方で、デモがおきているのをみると、もしかしたら代わるのかもしれないと思う。〈略〉いま日本でおきていることがどういうことなのか。社会を変えるというのはどういうことなのか。歴史的、社会構造的、あるいは思想的に考えてみようというのが、本書の全体の趣旨です。(p3-5 はじめにより)
--出典:
社会を変えるには (講談社現代新書)