「江戸時代に同性愛はどう扱われていたのですか。詳しく知りたいです」などと先生に尋ねたりはしなかったはずだ。教科書さえ勉強すればいい、他はいらないと何となく考えていただろうし、無言のうちに「それ以上は考えなくてよろしい」と信じこまされていたのが高校までの勉強なのだ。ちなみに、実は武士の文化は、同性愛抜きには考えられないものだった。「そういえば、ゲイの侍はいたのかな。どんな生活をしていたのかな」、そのような疑問を持ったら、自分で資料を探して答えを見つける。推論する。これが本当の大学の勉強なのである。(p25)
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これからを生き抜くために大学時代にすべきこと