ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記
純粋な者は耐え難い厳しさを持っている。(中略)一方がまだ押し絞っているとき、他方はすでに切り落としているのである。お前の仕事をより高貴な何かのために犠牲にする覚悟がないなら、お前の仕事は決して祝福されないだろう。なぜなら、理想と比べた時の本当に高度にお前がそれを据えることで、お前の仕事はそれ自身の高さを獲得するのだから。それゆえ虚栄心により仕事は価値を失う。(p.138)