自分を愛する力 (講談社現代新書)
なぜ僕は生まれつき手足がないという障害を「受けいれ」「苦しむことなく」、ここまで人生を歩んでくることができたのか。僕なりに考えてみると、“自己肯定感”という言葉にたどりついた。自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と、自分自身のことを認める気持ち。この“自分を愛する力”が、何より、僕自身の人生の支えとなってきたように思うのだ。
では、僕はどのようにして、この自己肯定感を育んできたのか、どのようにすれば自己肯定感を育んでいくことができるのか。本書では、僕を育ててくれた両親の子育て、また僕自身の子育て、さらには小学校教諭として子どもたちと向きあった経験から、僕の「明るさのヒミツ」を解きあかしていきたいと思う。(「はじめに」より)
--出典: 自分を愛する力 (講談社現代新書)
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