二〇世紀の成長分野は、非営利の政府、自由業、医療、教育だった。この一〇〇年間、少なくとも第一次大戦以降、経済は、雇用主としても、生計の資としても、その地位を低下させてきた。予測しうるかぎりにおいて、二一世紀における先進国の成長分野が、経済活動の主たる担い手たる企業でないことは間違いない。
二一世紀の成長分野は非営利組織である。この部門こそ、今日マネジメントが最も必要とされ、かつ体系的な理論が直ちに大きな実りをもたらしうる分野である。(P8-9)
--出典:
明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命