どこから行っても遠い町
だいたいのことは、わたしは、平気。
 それまでの人生で、わたしが得た、唯一の自信のようなものである。
 だいたいのことは我慢できるし、だから反対に、だいたいのことは輝かしく素晴らしい帰結はむかえない。
 それがわたしの、人生というものに対する、いつわらざる感慨なのである。
--出典: どこから行っても遠い町
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