従来のともすると冷戦一色で覆われがちな戦後アジアの国際政治像に、「脱植民地から開発へ」という、おそらくはより根源的な意味を持つ歴史軸を交差させて立体的な見取り図を描いた上で、その中に戦後日本を位置づけること、それが本書で試みたいことである。
--出典:
「海洋国家」日本の戦後史 (ちくま新書)
従来のともすると冷戦一色で覆われがちな戦後アジアの国際政治像に、「脱植民地から開発へ」という、おそらくはより根源的な意味を持つ歴史軸を交差させて立体的な見取り図を描いた上で、その中に戦後日本を位置づけること、それが本書で試みたいことである。